日本カバノアナタケ研究所 主任研究員の安達です。
カバノアナタケ(チャーガ)は、製法、品質、形状、産地など様々あり、そのため価格もかなりのバラツキがあります。
今回はカバノアナタケ(チャーガ)の値段とその違いについてお伝えします。
カバノアナタケ(チャーガ)の値段・価格はいくらくらい?
カバノアナタケ(チャーガ)は、主に極寒の地域に生息し、国内では北海道、海外ではロシアが産地として有名です。
その希少性がゆえに、「黒いダイヤモンド」、「森のダイヤモンド」とも呼ばれますが、値段・価格はどの程度なのでしょうか?
金額の幅でいうと、大体1ヶ月分で本当に安いものですと3千円程度、高いものですと7万円くらいまでのものがあります。
結局、値段によってどう違うのか?
先ほどは産地の説明をしました。商品も値段も様々で迷ってしまいますよね。
どんなところに差があるかまとめてみましょう。
・産地
・形状
・使用部位
・包装
・遠赤外線焙煎加工の有無
・品質管理、工場
大きく分けるとこのような点が異なります。
国産とロシア産の値段の違い
国産であれ、ロシア産であれ安いものも高いものもあります。ロシア産でいうと、ロシアは土地が広大であり、極寒の地域なので、日本国内よりもカバノアナタケ(チャーガ)は採取しやすい環境にあるかと思います。
その反面、ロシア産は日本に輸入するコストがかかります。国産の場合、北海道で採取でき、輸入するようなコストはかかりませんが、そもそも採取できる数が少ないです。
その意味においては、国産とロシア産の価格差はさほどないように思います。
国産であれ、ロシア産であれ、安いものは3千円程度で入手できます。
ただ、ロシア産についてはチェルノブイリの原発事故による放射能の影響が懸念されており、あるサイトによると放射能が測定されたようです。
ですので、国産の人気は今後ますます高まっていくかもしれません。
形状による値段の違い
形状については、別の記事で細かく説明しておりますが、基本的には
・ブロック(原木)
・粉末、粒
・ティーバッグ
・液状エキス
のタイプがあります。
価格でいうと、
ブロック<粉末、粉<ティーバッグ≒液状エキス
といった順で価格が上がる傾向になります。
・ブロック
ブロックが一番安いのは、特に加工を加えていないからで、購入者は自分で砕く必要があるからです。
・粉末、粒
ブロックを砕いた状態です。基本的には自分でティーバッグに入れての飲用が薦められています。
・ティーバッグ
粉末、粒をティーバッグに入れたのがティーバッグタイプです。
・液状エキス
カバノアナタケ(チャーガ)の成分を抽出し、液状化したものがエキスタイプです。
以上が、各形状の説明になりますが、お分かりの通りお手軽に飲んでいただきやすいのはティーバッグタイプか液状エキスタイプです。
ただ、液状エキスタイプは基本的に添加物などを入れることで品質を保持するため、全体的にみるとティーバッグタイプが最も優れていると考えられます。
使用部位による値段の違い
意外と気にされていないのが使用部位です。カバノアナタケ(チャーガ)の有用成分を多く含んでいるのは、菌核とその周辺の部分です。
健康を目的に飲むのであれば、その部分だけを含み、そうでない部分は使用していないのが理想です。
基本的にはほとんどの商品が使用部位について明言しておりません。明言しないということはこだわっていないのとほぼ同じです。
当然使用部位にこだわっている方が価格は上がりますが、逆にいえば、使用部位にこだわっていないのであれば、どんなに安くてもほとんど意味はないかと思います。
包装による値段の違い
包装には大きく2つあります。
(1)大袋にまとめて包装されているもの
(2)1つ1つ個別に包装されているもの
当然まとめて包装されているものの方が値段は若干安くはなりますが、環境によって酸化・劣化し続けます。一気に大量に摂取するものでもないので、日々酸化・劣化し続けて有用性が減っていくとすれば、あまり賢い買い物ではないように思います。
つまり、最初の数杯には価値があっても、その後のものは劣化しているので、価値が落ちていくものに対してお金を使っていることになるからです。
一方で、個別に包装されている場合は酸化・劣化が少ないため、常に新鮮な状態で飲めます。(当然ですが、賞味期限内に飲んだ方が良いです。)
基本的に賞味期限は2年程度と、法律によって定められている為、個別包装に限っては、製造から2年経っていなければいつ摂取しても良いと考えられます。
従って、健康を目的に飲用するのであれば、値段も若干しか違いありませんので、個別包装の商品を選ぶのが賢い買い方だといえるのではないでしょうか。
遠赤外線焙煎加工の有無による値段の違い
カバノアナタケ(チャーガ)には、遠赤外線焙煎というものを施している商品とそうでないとでも値段は異なります。
遠赤外線焙煎がされているものは、クセなく飲みやすく美味しくなっています。元々比較的クセがないものではありますが、ものによっては雑味、エグミを感じる方もいらっしゃいます。
飲みやすくなければ続けられないので意味がありません。
ですから、遠赤外線焙煎を施されているものが良いでしょう。
手間がかかっている分価格は若干上がっても、さほど価格差はありません。
品質管理、工場による値段の違い
どんな工場かによって、品質管理のレベルも異なります。例えば、品質管理のレベルの高い工場としては、国際食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)の合同機構が推奨する国際的な品質管理システム「HACCP」に対応した、最新設備が導入されている工場が挙げられます。
原料にこだわるのであれば、当然工場にもこだわりがあって当然です。当然、製法にもこだわりがあるものになりますから、記のような第三機関から認めらているような工場で製造しているかどうかは重要だと考えられます。
気になる値段の差ですが、工場によって値段が大きく変わるかといえばそこまでの大きな差はありません。
いくらぐらいの値段がものがいいか?
安いものは悪い、高いものは良いと考える方も多いかと思いますが、カバノアナタケ(チャーガ)においても基本的に安くて良いものはないと思っております。
ただ、高ければ高いほどいいかというと、注意が必要です。
私どものお客様にも、騙されたとおっしゃって当店に駆け込んでこられる方もいらっしゃいます。
基本的に1ヶ月分で5万円、10万円などする場合は怪しいかと思います。なぜなら、私どもは有用性、味、品質維持などに最大限のこだわりをもっておりますが、それでも5万円で販売せねばならないほどのコストはかかりません。
よっぽど特別な特殊技術があり、その技術によってよほど期待できるものがあるならいいかもしれませんが、そうではなさそうです。
ですので、カバノアナタケ(チャーガ)を健康を目的に飲む場合、価格帯でいえば、1ヶ月分で1万円〜2万円くらいのものが良いでしょう。
もちろん、先ほど挙げてきたような、菌核をあえて使用していることや、遠赤外線焙煎、認定工場での製造・管理、個別包装、国産であることは欠かせないと思います。
単純にお茶として楽しみたいのであれば、国産で3千円程度のもので良いかと思いますが、
健康目的か美容の目的の方が飲むものですので、お身体を大事にしてあげるためにも、
最低でも1万円程度はかけてあげて、国産の品質の良いものを体に入れてあげたほうが良いかと思います。
目的に合わせて金額を参考にしつつ、重要なポイントをおさえているカバノアナタケ茶をお選びくださいね。
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